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その他 新型インフル、ピーク越え判断先送り 一方で強毒化するおそれもあり

2月23日 NIKKEINET
世界保健機関(WHO)は23日、世界各国の専門家で構成する緊急委員会を開いた。
WHOの事務局は新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)がピーク(最盛期)を過ぎたとの認識を委員会に示したが、委員から「アフリカなどでは流行が続いており、ピークを過ぎたとの判断は時期尚早」との指摘が相次ぎ、結論に達しなかった。

WHOは当初、昨年6月に最高度の「6」に引き上げた新型インフルエンザの警戒水準を「ピーク終了後」に変更し、ピーク越えを宣言する予定だった。
しかし、23日の緊急委では同意が得られなかったため、警戒水準の変更もピーク越え宣言も見送る。

さらに2~3週間状況を点検し、緊急委を再開催する方針だ。
(以上、記事より)

昨年のGW頃よりインフルエンザ対策に関する相談が多かったのですが、各社とも対策を講じてきたせいか、最近は特に話題にもなりません。
電車内でマスクをしている方もめっきり減りました。

国内では流行も一段落した感があります。

一方で、ちょっと不気味な研究結果も。

同日の毎日新聞に以下のような記事がありました。
人に感染すると致死率6割以上という強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が人の季節性ウイルスと混ざり合うと、さらに強毒化する恐れのあることを東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)と米などの研究チームが明らかにした。
23日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。

H5N1型ウイルスと季節性(H3N2型)ウイルスを使い、遺伝子のすべての組み合わせ(254通り)の作成を試みた。75種のウイルスを調べた。

その結果、季節性の遺伝子の一つで増殖の働きを担う「PB2」を持つ22種で、それぞれのウイルスを感染させた4匹すべてが6~12日間で死んだ。
その他はH5N1型と同程度(12日後に致死率50%)か、より弱い毒性だった。
(以上、記事より)

鳥インフルエンザと季節性インフルエンザが混ざると、毒性が強まり、実験では一定のインフルエンザ型に感染した動物がすべて死亡したとの事。

インフルエンザが混合されないという確証はなく、むしろヒト型と他の型のインフルエンザウィルスが混合することで、毒性が強化されてきたという経緯があります。

このような毒性の強いインフルエンザが流行することだけは避けてもらいたいところです。


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投稿日:2010/02/24
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