2月4日 日経産業新聞
JTBグループの人事コンサルティング会社であるJTBモチベーションズは若手社員の成長などに関する調査の結果をまとめた。
上司の約4割は「困難を克服する力」に最も期待する一方、こうした力を伸ばしたいと考える入社1~3年目までの若手社員は約2割しかいないことが分かった。
若手社員と上司との間の意識ギャップが垣間見える結果となった。
入社3年目までの部下を持つ上司に今後成長してほしいと思う項目を複数回答で尋ねたところ、「困難を克服する力」が40.5%と最も多かった。
一方、3年目までの若手社員に今後成長したい項目を尋ねたところ、「新しいアイデアや工夫を生み出す力」(42.7%)が最多で、「困難を克服する力」は23.0%にとどまった。
(以上、記事より)
世代ギャップはいつの時代にもある事。
若手社員が克服力よりも企画アイデア力を希望する意識は、新卒採用での希望職種にも共通するような気がします。
新卒採用での希望職種として毎年上位に入ってくる職種が、いわゆる「企画系」。
具体的に何を企画してみたいといえばなかなか出てこないのですが、企画モノはかっこ良く感じるのでしょう。
若い頃の苦労は買ってでもしろ、といわれます。
若い時期じゃないとできない苦労もたくさんあり、これを克服できるかできないかで、次のステージがみえてきます。
そのあたりを分かっている上司と若手の世代ギャップなのでしょうが、最近は楽したい・責任ある仕事はできればしたくない、意識が増えてきているようにも感じるのは気のせいでしょうか。。。
人事・労務の知恵袋
- 採用 上司の4割が若手の「困難克服力」に期待、「伸ばす」は2割
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投稿日:2010/02/08
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