11月19日 日経産業新聞
厚生労働省が18日発表した2009年の賃金構造基本統計調査によると、大卒者の初任給は前年比0.1%増の19万8800円だった。
2年連続で前年比プラスとなったものの、伸び率は前年の1.5%から大幅に鈍化した。
男女別では、男子が前年と同じ20万1400円、女子が19万4900円(同0.2%増)とほぼ横ばいだった。
企業規模別では、常用労働者1千人以上の大企業が20万400円と同0.7%増えたものの、常用労働者100~999人の中企業は19万9100円)で同0.2%減、常用労働者10~99人の小企業は19万2600円で同0.9%減った。
(以上、記事より)
中小企業では若干下がったものの、大卒初任給額は前年とほぼ変わらない金額のようです。
2010年新卒採用でも求人内容をみている限り、前年同様額がほとんどです。
2011年新卒採用も現時点では同様、ここしばらくは動きはないよみられます。
新卒者の給与額に動きがないということは、通常勤務者の給与ベースも増額傾向がみられず、むしろ業績悪化で給与額が減額されているケースの方が多いほど。
雇用や給与など労働市場への影響は、市場の動きより後に出てきますので、しばらくは賃金動向も厳しいものが続くと考えます。
企業の業績を維持・アップするには、社員のモチベーション維持も大きく影響します。
業績が厳しい中、モチベーションを維持できる処遇とするにはどうするか。。。
常に企業と社員との間の現状認識を同じくし、その中で自身がどういう動きをすれば業績につながるか、果ては自身の処遇につながるかを理解してもらう事が肝要ではないでしょうか。
人事・労務の知恵袋
- その他 2009年の大卒初任給、0.1%増の19万8800円 厚労省調査
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投稿日:2009/11/20
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