NIKKEI NET 5/12より
主要企業が夏のボーナス支給額を抑え始めた。
日本経済新聞社が11日まとめた2008年賃金動向調査の中間集計(4月24日時点)によると、07年夏に比べた伸び率は0.19%増とほぼ横ばい。03年以降で最低の伸び率となり、非製造業の支給額は2年ぶりに前年比マイナスになった。
賃上げ率(月例給与の上昇率、最終集計)も1.83%の小幅増にとどまった。
09年3月期の上場企業の業績が減益になる可能性が高まる中、賃金抑制の傾向が鮮明になってきた。
夏のボーナス支給額の集計企業数は234社で、平均支給額は83万2204円(平均年齢は38歳)。
伸び率は昨夏の2.93%を2.74ポイント下回った。
2003年から07年まで1―3%台の伸び率を保ってきたが、6年ぶりに1%を割り込んだ。
(以上、記事より)
ここ2~3年ほどボーナス支給額が上昇傾向にあったものが、非製造業を中心に前年マイナスとなったようです。
昨年から続いている人材不足による業績への影響にプラスし、最近の物価高騰による影響がジワリと出てた感じを受ける内容です。
新卒採用市場でも中小企業を中心に来年以降の採用の手控え感が出てきている点からも、景気の先行きに対する不安感が、人事労務面でも少なからず影響が出てくるのでしょうか。
景気の影響がワンクッション遅れてくる中小企業にとっては、バブル崩壊後の事業低迷にまでならないといいなと懸念される記事です。
人事・労務の知恵袋
- その他 夏のボーナス横ばい、非製造業はマイナス
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投稿日:2008/05/12
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