7月21日 日本経済新聞より
外食大手はパート、アルバイトの定着率向上に取り組むとの事。
すかいらーくは給料日前に給与を受け取れる「前給」制度を8月から主力チェーンで開始予定。
長崎ちゃんぽん大手のリンガーハットは時給引き上げや賞品がもらえる表彰制度を導入しました。
研修制度の充実など技能向上の機会を増やす企業もあり、外食は他の産業以上に新規採用に苦労しているため、人材の引き留めによって人手を確保する狙いのようです。
すかいらーくは昨春、和食チェーンの「夢庵」と「藍屋」に前給制度を導入し、今年3月から700店を持つ中華チェーンの「バーミヤン」にも採り入れてきました。
8月から、同社の最大チェーンで1000店を展開する「ガスト」でも関東を中心に適用を始めます。
前給制度を利用できるパート従業員は昨年までの約10倍に増えるとの事。
同社によると前給を利用するパート従業員は利用しない人と比べ離職率が5分の1程度。
急な旅行や冠婚葬祭で現金が必要になる学生や主婦層の定着に有効とみられています。
(以上、記事より)
すかいらーくの前給だけで離職率が低下するとは考えにくいのですが、給与面での待遇改善は効果がある事は否めません。
正社員に比べると、どうしても業務実績に対する評価が低い傾向があり、その分給与面での処遇にも影響があるようですが、モチベーションアップと給与制度をうまく組み合わせて、パート・アルバイトの人材確保につなげてもらいたいと思います。
人事・労務の知恵袋
- 採用 外食大手がパート・バイトの定着を競う
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投稿日:2007/07/23
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