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その他 今年の大卒初任給、19万7400円 3年ぶり減少

日本経済新聞
2010年の大卒初任給は前年比0.7%減の19万7400円だったことが15日、厚生労働省の賃金構造基本統計調査でわかった。
3年ぶりの減少となる。高卒は15万7800円(前年比横ばい)。
厚労省は「景気の先行きが不透明で初任給を抑える企業が増えている」(賃金福祉統計課)と分析している。

大卒や高卒などの新卒者を今年採用した企業を対象に今年6月の賃金について調査し、約1万3000社から回答を得た。
大卒の男性は同0.5%減の20万300円。女性は同0.7%減の19万3500円。
大卒の初任給を業種別にみると、最も落ち込みが大きかったのは宿泊業・飲食サービス業で同3%減の19万1900円だった。
(以上、記事より)


ここ数年、4大卒初任給は20万円代で推移してきてましたが、20万円を下回りました。

企業規模別でみると、従業員100名未満では増加しているものの、100名以上~大企業で減少傾向を示しています。

業種別では、宿泊業・飲食サービス業が減少しているが、生活関連サービス・娯楽業では4 大卒で7%増216,300円となっています。

中堅~大企業では賃金抑制の傾向を示し、小規模企業では優秀な人材確保のためか一定額増加の傾向を示しています。

景気の影響が後から出てくるのが雇用情勢ですので、来年の初任給がどうなっているかで今後の雇用がみえてくるといえそうです。


平成22年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/10/index.html

投稿日:2010/11/16
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