人事・労務の知恵袋

採用 内々定が早い学生は就活開始も早い

9月10日/日経産業新聞より

矢野経済研究所(東京・中野)はこのほど、学生の就職活動に関する調査結果をまとめた。
それによると2009年春の就職に向けて、2008年4月末時点で内々定を得ていた学生の81.5%は、3年生の年末までに就職活動を始めていることが分かった。
一方、内々定を得ていない学生のうち同時期に活動を始めていたのは57.6%にとどまった。
就職への意識が高く、早く活動を始める学生ほど内々定を得る傾向があるようだ。

大学4年生を対象に4月末時点での内々定の状況をみると、男子学生は32.2%、女子学生は22.6%が内々定を得ていた。
男女を比べると10ポイントほどの差がついており、男子学生が優位に立っている様子がうかがえる。
(以上、記事より)


早くも2010年3月卒業予定者向けの新卒採用活動が動き出している中、今年の就職活動での内々定学生の行動特徴についての記事がありました。

就職への考えが明確で、目標もしっかり定めている学生は、就職活動も先んじて行っています。
当然に企業側へのアプローチも積極的に行い、企業側も仕事に対する考え方や意識の高い学生をより多く集めたい事から、企業との相性が合えば内定を出していきます。

新卒採用のサポートをしている企業への応募学生をみていると、上記のような印象を受けます。
「自分が何をしたいのか」「将来どうなっていたいのか」がはっきりしている学生と、「会社の福利厚生面ばかり気にする」「とりあえずどこかの企業に就職できればいい」という意識の学生では、自ずから結果も違ってくるでしょう。

以前から企業側では言われていたことが、調査結果としても表わされているようです。

投稿日:2008/09/11
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